いくつになっても一人じゃない社会

誰もが社会とつながることができる。一人じゃない。
そんな街にしたいです。

川崎市では、市長に市政に対する想いを直接届ける機会があります。
それは区民車座集会です。この会に関するお話は一度させていただきましたかね。
ちょっと忘れてしまいましたが、今日は別件です。

実は、その区民車座集会で、「今までお世話になった社会や地域に対し何らかの形で恩返ししたい。」
と発言されるシニア世代の方が何人かいらっしゃいました。
シニア世代というのはご本人の発言ですが、簡単に言えば仕事を引退された方ということになるかと思います。
少子高齢化といいますが、健康でいられる期間も長くなっているわけですから、
もしご本人に社会のために何かをしたいという希望があればそれを叶える仕組み作りが必要なんじゃないかと思います。
これまでは近所のコミュニティがあったので、近所で人助けをしやすかったかもしれません。
しかし、残念ながら今は下手に声をかけようものなら、場合によっては不審者扱いされる時代ですからね。

行政が事業を立ち上げて何から何まで面倒を見るという時代でもないと思いますので、
そこは市民団体や社会福祉協議会などの力を借りてやればいいと思います。
悪いことはよくニュースになりますが、いいことはニュースになりにくいと感じるのは私だけでしょうか。
どんなにいいことをやっていてもそれが社会に伝わり広がっていかないと効果は限定的なものになります。
行政や議会はそういった意味で、お金で支援するのではなく、輪を広げるお手伝いをしてあげたりすることでアシストをしていくことが望ましいと私は考えています。

シルバー人材センターというものがありますが、ここではシニア世代の方に短期の仕事を案内してあげるという事業を行っております。
今のところ、仕事をしたい会員(入会動機の1位は社会の役に立ちたい)が多すぎて、仕事が足りない状態のようです。
子育てに困っている家庭、人手がほしい中小企業、家事手伝いをしてほしい高齢者は多いでしょうから、まだまだマッチングの工夫ができるのではないでしょうか。
ちなみに、このセンターの場合は仕事なので完全にボランティアではありません。

川崎市では有償ボランティアや寺子屋事業の話が進んでいますので、労働の対価を何と考えるのかは難しいところです。
しかし、社会のために何かしたい方に場を提供することは、個人の幸せのためにも社会のためにも、もっと優先順位をあげて取り組むべきことではないでしょうか。