なぜ議会報告会か②

なぜ今、議会報告会か。パート2をお送りさせていただきます。
前回は現状の議員個人の報告会では不十分であること。
機関としての説明責任を果たし市民からの声をより広く集めるために議会報告会が必要であるということでお伝えさせていただきました。

今回は「そもそも政治は議員の仕事なんだから、勝手にうまくやっておくれよ」と思っている方へのメッセージとして、
もう少し別の角度で、具体的に現状の議会と議会報告会の必要性についてお伝えしたいと思います。

もちろん、政治が議員の仕事であること、これは全く間違っていませんよね。
4年に一度の選挙で自分たちの声を代弁してくれる信頼できる人を送り出していれば、
政治のことなど気にもせず安心して自分の生活に集中することが出来ると思います。

しかし、今の市議会に関して「送り出していれば」という仮定が成立している方はあまり多くないのではないでしょうか。
市議会なんてよくわからないので、4年に一度の選挙で投票するのは、
ポスターがいい感じだった人という方も少なくないのではないでしょうか。
この時点で本来あるべき姿である、「政治は政治家に任せていれば安心」は成立しません。

では今川崎市はどうなっているのでしょうか。

私が最も問題だと考えているのは、子どもたちへ借金を背負わせることで私たちが生活をしていることです。
川崎市は前市長の行財政改革により、人件費を削る(ゴミを出せる日も減りましたね)など相当の努力をしましたが、
今後10年間で最大で3941億円の赤字が出るという推計を先月発表しています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20140828/CK2014082802000123.html

すでに8000億円を超える借金(必要な借金もあります)をしているのに、さらにお金が足りないということです。
私たちはこの事実を行政や議会から知らされた上で、給食やゴミや武蔵小杉の問題について考えられてきたでしょうか。
「いや、それは私たちのやることではない。」とお考えの方もいるかと思います。
政治家がしっかりと財政規律について考えてやってくれればいいんだと。

では、今の地方議会に私たちはそれを本気で期待することができるでしょうか。
しっかり仕事をしている議員はたくさんいます。しかし、仕事の仕方によっては財政に悪影響もあります。
議員というのは地元のために頑張ってくれます。地元の人が喜ぶ施策を求めていきます。
川崎市議60人全員がやったらかなりの額になるのではないでしょうか。
これまではこのような政治を行っていても、経済成長がそれを支えてくれました。
しかし、これからはお金がないわけですから、市長だけでなく議会も市全体のことを考えた上で、
地元のために仕事をする必要があります。そうでなければ、私たちは子どものサイフからお金を抜き取ることになります。

しかしこの働き方の変化を、議員個人に任せていては何年たってもかわりません。人は変化を嫌うことがあります。
ここで外からの刺激として、私たち市民の目が必要なのです。
一般の企業でもサッカー日本代表でもそうですが、今までのやり方に慣れている組織を変えていくには外からの刺激が必要になります。

先日、ある川崎マダムは「給食はほしいけど、そんなにお金がないなら頑張って作ってもいい。」とおっしゃっていました。
私はこの言葉で、選挙で当選することが仕事の大切なモチベーションである政治家よりも、
一般の市民の方が視野の広い判断ができることもあるのではないか、と思いました。(もちろん、判断材料として情報が提供されることは大前提です)
なによりも自分たちがいなくなった未来を生きる我が子のことを考えれば、借金でなんとかしていくこれまでの政治を変えていかないといけないはずです。

では、いつ市民の目を議会に入れていくのか。市民はいつ情報を手に入れるのか。
議会報告会です。名前や内容は、報告のみの会でもいいですし、あるテーマについて意見を求める会でもいいです。
これからの地方分権の時代は、議員と市民が力を合わせていかなければなりません。

かなり脱線してしまった感じもしますが、
以上、なぜ議会報告会②でした。