14日に都議選の告示を迎えた。議員定数をどうするのか、各党の主張はさまざまだ。
議会改革のアピールために議員定数はしばしば注目される。しかし、それは本質ではないと思う。
なぜなら何人になっても今のシステムと人材では都議が何をして、自分たちの生活にどのように影響を与えているのかを知ることはできないからだ。
これでは都政に興味をもつことも、都に住むことを誇りに思うこともできない。
(東京都はハード面でとても魅力あるから、普段の生活では満足感があるかもしれないが。それは空虚な幸福にすぎない。)
議員からしたら、自分の活動のベクトルをガラッと変えるよりも、定数を削減しますと言っているほうが楽なのだろう。
「自分の活動のベクトル」というのがあまりにも細く短いベクトルだから。その他の議会改革を行って、議会報告会や活動の周知を図るとそれがばれてしまうのではなかろうか。
住民も議員も楽することばかり考えるようになってしまった。
住民はおまかせしていれば、うまいこと取り計らってくれると考えている。
議員は選挙の時に頑張って勝てば、あとは仕事量にかかわらず報酬が得られるから大したことをしない。
住民は町の構成員であることを、いい町にはいい住民が必要であることを自覚するべきだ。
議員は、身を焦がして公のために生きる覚悟をしてから選挙に出るべきだ。
断っておくが大したことをしない政治家ばかりではないとも思っている。
しかし、それが住民に伝わらなければ政治への信頼は回復せず、町への誇りも興らない。
一般の企業で自社の売りや実績を知らせない企業があるだろうか。
私企業と同列で議論はできないかもしれないが、知らせることが住民のためでもあるのだ。良い政治家を次の選挙で選べるのだから。
都議選で新たな風はおこらないだろうが、1人でも多く仕事をする政治家が増えることを期待したい。




